NovelAI Diffusion V4.5対応!プロンプト記法の変更点と最適な使い方まとめ【2025年最新版】

目次

はじめに:V4.5は何が変わった?

画像生成AI「NovelAI」の最新版「Diffusion V4.5」が登場し、プロンプト入力形式が大幅に進化しました。
この記事では、V4.0以前との違いから、効果的なプロンプトの書き方、タグの扱い方、ネガティブプロンプトの新技術まで、実践的にまとめています。

さざんかの

入力方法がしばらくの間に劇的に変わっていくので大変


強調と抑制の表現が進化!数値指定と負の強調とは?

V4.5では、プロンプト内で以下のような重み付けが可能になりました:

  • {}:タグの重みを5%強調(重ねると強化)
  • []:タグの重みを5%抑制
  • 数値::タグ:::明確な数値で重みを制御(例:2.0::blue eyes::
  • -1::タグ:::要素を強く排除(例:-1::monochrome::でモノクロを除外)

V4.5では、10倍以上の重み付けでも破綻しにくく、調整の自由度が向上!


ネガティブプロンプトも自由自在に!

「出したくない要素」を指定するネガティブプロンプトでは、次のような応用が可能です。

  • {smoke}:煙を強く除外
  • -2.5::flat color:::単調な配色を強く排除
  • text, extra limbs, blur:文字ノイズや奇形を除去

👉 V4.5ではネガティブ欄でも数値指定が使えるようになり、より精密な制御が可能になりました。


復活タグと新設タグに注目!

✅ 復活したタグ

  • masterpiece:最高品質を示すタグとして復活!

🆕 新設タグ

  • location:屋内・屋外の背景を自動補完
  • background dataset:人物のいない風景を生成しやすく
  • fur dataset:ケモノ・獣人系の画風向け

テキスト描画も簡単に!

以前は文字を描くには工夫が必要でしたが、V4.5では以下の記述だけでOKです。

text, english text
Text: Cafe

📌 Text:プロンプトの最後に記述するのがルール!


タグの書き方が自然言語に近く

旧バージョン(V3)ではlong_hairのようなアンダーバー区切りでしたが、V4.5ではスペース+小文字が基本です:

long hair(正しい)
long_hair(無効)

また、Girlgirlでは意味が変わるため、大文字・小文字の区別にも注意が必要です。


マルチキャラクターの扱いが劇的改善!

V4.5では、最大6人までキャラクターを個別に指定できます。

例:2girls, night street | girl, blonde hair, red dress | girl, black hair, blue dress

さらに、source# / target# でキャラ同士の関係も描写可能:source#hug | target#hug


自動付加タグに要注意!

V4.5では「Add Quality Tags」設定がデフォルトONになっており、下記のようなタグが自動で追加されます:

  • masterpiece, location, very aesthetic(Fullモデル)
  • -0.8::feet::, rating:general(Curatedモデル)

📌 足をしっかり描写したいなら、この設定をOFFに!


プロンプト記述のベストプラクティス

✔ ポジティブプロンプト例

1girl, night, city street, light rain, blonde hair, running, looking back, masterpiece, best quality.
She is running through the rainy street, splashing through puddles.

✔ ネガティブプロンプト例

low quality, worst quality, monochrome, blur, text, extra limbs, -1::simple background::

まとめ:V4.5の進化を活かして理想の画像を描こう!

NovelAI Diffusion V4.5は、単なるアップグレードではなく「プロンプトに忠実な高品質生成モデル」への大きな進化です。

🔽 V4.5での生成を成功させるポイント:

  • タグ+自然文のハイブリッド
  • 数値強調と負の強調の活用
  • 自動付加タグの把握とカスタマイズ
  • タグの新仕様(スペース区切り、小文字化)への適応

参考リンク

さざんかの

7月から30回分無料トライアルで生成ができるので、決済手段が変わってから遠のいたユーザも試す機会ですよ。

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